10月 27

Chess with champagne !
Creative Commons License photo credit: Mukumbura

プロジェクトの中に飛びぬけて優秀なメンバがいると扱いに困りませんか?

設計方針からプロジェクト運営、各種基準の制定など、様々な分野へ口を挟んできて、うるさくてたまりません。

そんな悩みを抱えるプロマネの皆様へ優秀なメンバのモチベーションを下げ、平均的メンバとして平準化する3つの方法を紹介したいと思います。

1. 作業計画を徹底して曖昧にする

優秀なメンバほど自分のタスクを効率よく片付けるための段取りを考えたり、作業の最適化をしたがります。

簡単に最適化させぬよう、作業分担やマイルストーン、全体のタスク量などは徹底して曖昧な状態に保ちましょう。

この不確実な世の中、なんでも計画通り行くわけがないという厳しい現実を思い知らせたいものです。

2. 抜け駆けを許さない

優秀なだけに他メンバと比べて生産性が高く、同じボリュームのタスクをアサインしても何倍も早く終えてしまうことでしょう。

その場合、自分のタスクを終えたからといって、一人だけ早く帰宅しないよう常に監視するのが大切です。

帰宅しそうな雰囲気を感じたら即座に呼び止め、ダラダラ残業している他メンバのタスクをアサインしましょう。(カバンを持って立ち上がった瞬間がベストのタイミングです)

一人だけ早く帰られたりすると組織の輪が乱れます。「みんなで深夜までがんばろう!」という日本企業の伝統を守り抜きたいものですね。

3. 改善提案は全て却下する

優秀なメンバは、プロジェクト運営や作業プロセスに非効率な部分があると必ず改善提案をしてきます。

あらゆる改善提案は即座に却下しましょう。

確かに、改善によってプロジェクトの生産性は向上するかもしれません。

しかし、たった一人のワガママで、せっかく皆で我慢してきた(非効率な)手順を変え、今までの他メンバの頑張り(ムダな我慢)を台無しにして良いのでしょうか?

プロジェクトを成功させるためにはメンバ間の「和」が大切です。「出る杭は打たれる」という諺の意味を十分に指導するよう心がけましょう。

いかがでしょう。ここで紹介した3つの方法は、いずれも今日から実行できるものばかりだと思います。実際の現場でお試しいただき、結果をフィードバックいただければ幸いです。

10月 23

I Love Tree's :P
Creative Commons License photo credit: Mackトラ

ソフトウェア開発プロジェクトの現場では課題やバグ、タスクを管理するために、RedmineやTracなどのIssue Trackin System(課題追跡システム。以下ITSと表記)を使っていることが多いと思います。

ITSを使えばこれらの情報を一元化しプロジェクトメンバ間で共有できるため、うまく使えばとても役立ちますよね。

しかし、あまり深く考えずに導入すると、

「入力が大変だし余分な手間が増えただけだよ…」というメンバーからの不満の声
「この課題って本当に終わってるの?」といった疑心暗鬼
「このタスク、誰も進めてなかった!」という驚愕の事実が期限前日に判明

などといった状況に陥りがちです。

ここでは、いくつかのプロジェクトへ導入した経験から得た、ITSを運用する上で重要(と考える)な6つのポイントを紹介します。

ポイント1 チケット項目はマネジメントから逆算しシンプルに

チケットにはオリジナルの項目(属性)を追加できるため、いろいろ盛り込みたくなりますが、多くの入力項目があるチケット画面は見るだけでいやになりませんか?

それに、そもそも用途が明確でない項目を入力してもらうのは全くのムダです。

「どの情報をどのように見てマネジメントするか」から逆算してチケット項目を決定しましょう。できる限りシンプルに。

ポイント2 チケットの運用フローと入力ルールを明確に

  • 誰がチケットを起票しどのように担当者をアサインするか
  • チケットのクローズ条件
  • チケットの各項目(優先度、マイルストーンなど)へどのような情報を入力するか

などのチケット運用ルールを事前に定義し、運用を開始する前にプロジェクトメンバーへ周知しておきましょう。これらのルールもポイント1に書いたようにマネジメントから逆算です。

RedmineやtracであればWikiに書いておくのが良いですね。

ポイント3 ITSをチケットの墓場にしない

  • 終了しているはずのチケットが閉じられていない
  • 誰にもアサインされていないチケットが放置されている

このような状況は非常に危険です。ITSの情報が「あてにならない」ため、だんだん誰も使わなくなっていきます。そして、ITSはチケットの墓場に…

プロジェクトメンバーがチケットの運用に慣れるまでは週次でチケットの棚卸を行うなどして、チケットの情報鮮度を確保するようにしましょう。

ポイント4 プロマネのチケットに要注意

プロマネやチームリーダーのチケットは要注意です。

管理すべき立場の人が期限切れのチケットを放置していたりすると、ほぼ確実にプロジェクト全体へ蔓延します。率先垂範を心がけましょう。

ポイント5 一元管理を徹底する

チケットへの情報集約を徹底しましょう。メールでやりとりされた内容、口頭で交わした内容などもチケットへ記入する習慣を。

また、社内の管理ルールにより、チケットへ入力した内容を社内の別システムへも入力しなければならないケースもあるでしょう。

そのような場合、プロジェクトメンバはチケットだけを入力すれば良いルールにして、社内システムへの転記は別の方法を考えましょう。二重投入が必要だとメンバにとっては「余分な手間が増えるだけ」です。

ポイント6 チケットのオーナーシップを意識付ける

チケットの担当者が能動的にチケットを処理し、クローズまで責任を持って担当する土壌を作れるかはプロジェクト運営上、とても重要です。

まず、担当者が割り当たっていないチケットは、プロマネかチームリーダーが漏れなく割り当てるようにしましょう。

その上で、前述したチケットの棚卸で担当者別にフォローアップし、オーナーシップの意識付けを行えば良いと思います。

以上、私自身の経験から重要と考えている6つのポイントを紹介しました。

多少なりとも参考になる部分があればうれしいです。ただ、ITSの運用がうまくいってもプロジェクトがうまくとは限りません(^^)

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